imoshunのブログ

笑って貰いたい。就活で最初から最後まで上手くいく人って少ないと思うので、疲れたときにクスっと笑って「また頑張ろー」と思って貰えるようなブログにしたいです。

気乗りしない面接案内を華麗にかわす方法

 

 

この記事を読むことで、価値ある就活戦略を0個知ることができます。

 

 

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

 

企業の方と面談をした際に、本選考の案内がメールや電話で来ることがあります。

 

行きたい企業であれば、脊髄反射で本選考を申し込む訳ですが、中には望まぬ本選考案内もある訳です。

 

この会社興味ないな、本選考進みたくないなと思いつつ、でも面談して貰った手前断りにくいという複雑な心情になることもあるのではないでしょうか?

 

しかし、私自身の経験からお伝えしたいのは、本選考辞退の適切な戦略さえあれば、断る側も断られる側もみんなハッピーにお別れできるということです。

 

それどころか、完璧な戦略のもと作られた究極の辞退メールは受け取った人事を感動させることさえ可能です。

 

ぜひあなたも、人事をスタンディングオベーションさせてみませんか?

 

今回は、辞退メールで感動のビッグウェーブを巻き起こす具体的な戦略を考察していきたいと思います。

 

 

 

 

 

戦略1:忙しいアピールをする

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

先日は面談のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

さて、「男子、三日会わざれば刮目してみよ」という故事成語があります。
3日前には真っ白なスケジュール帳を抱えていた私ですが、面談後の3日間で24のバイトと18の長期インターンを始め、今では秒単位のスケジュールとなっています。

つきましては、以下の日程で面接をお願いしたいです。
1月27日(水) 19時15分00秒〜19時15分05秒
1月28日(木) 03時03分27秒〜03時03分29秒
2月05日(金) 11時59分59秒〜12時00分00秒
上記日程でご対応が難しい場合には、改めて私のスケジュールが空いたタイミングでご連絡させて頂く形となります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

井元

 

これは忙しいアピールをする方法です。

 

学生側から日程調整をしているため、一見するとスムーズに面接まで進むような気がしますが、上記の秒単位のスケジュールに人事側が対応することはほぼ不可能です。

 

つまり、自然と「上記日程でご対応が難しい場合」になる訳ですが、その際は学生側から追って連絡を入れる形にしているため、本選考が始まることは永遠にありません。

 

まさに、一撃必殺の妙技と言えるでしょう。

 

 

 戦略2:自ら戦力外宣言をする

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

先日は面談のお時間を頂き、誠にありがとうございました。
貴社のビジョンと事業内容を伺った際に、未だかつて経験したことのない胸の高まりを感じました。

男に生まれたからには、こんな大舞台で挑戦してみたい。
そんな気持ちが沸々と湧いてくるお話でした。
しかし、今の私には力がない。

今貴社に入ったとしても、活躍できるのは精々ゴミ出しとトイレ掃除、いや、そこですら熟練のおばちゃんに圧倒され、活躍することは出来ないかもしれない、そう思いました。

よって、私は戦力外であると判断し、今回の選考を辞退させて頂きます。

今日まで1日間、本当にありがとうございました。このような別れ方となってしまったこと、誠に残念ではございますが、貴社のご発展を陰ながら応援しております。

井元

 

これは自ら戦力外であると宣言する方法です。 

 

この方法を使えば、企業側を一切ディスることなく、完全に自分のせいにして本選考を辞退することができます。

 

この際に大事なのは、熟練のおばちゃん達に圧倒される自分の姿を、出来る限り具体的に述べることです。自分が口から泡を吹いて倒れる姿まで想起させることができれば、この技は完成と言えるでしょう。

 

 

 戦略3:受けたい気持ちが強すぎて、もう逆に受けないことを伝える

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

先日は面談のお時間を頂き、誠にありがとうございました。
貴社のビジョンは、私が人生をかけて成し遂げいことと合致しており、また業務内容も強みを最大限活かせるものでした。目指す先はまさに同じであり、相乗効果を生み出せる最高のパートナーになると確信しております。

ですが、ここはあえて、あえて本選考を辞退させて頂きたく存じます。

一見すると支離滅裂に思えるかもしれませんが、恋愛だと好きすぎて逆に嫌いになるということは、経験があるのではないでしょうか?

お気付きかもしれませんが、もう既に嫌いになりかけています。一刻も早く距離を置く必要があります。

貴社の益々のご発展をお祈りもうさdふぁおいsdjfな。

井元

 

受けたい気持ちが強すぎて、もはや逆に受けないと伝える方法です。

 

これは、ツンデレと勘違いされる場合もあるため諸刃の剣です。

 

ちなみに、「受けたくない」の部分をツンと捉えたイケメン人事は、どうにかしてあなたのデレをもう一度引き出そうとしてきます。おそらく、べた褒めの波状攻撃を仕掛けてくるでしょう。

 

豚もおだてりゃ木に登るため、最悪の場合あなたも本選考に乗せられてしまいます。

 

極めてリスキーな戦略です。

 

 

 戦略4:エモい感じでフィニる

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

 

お久しぶりです。
お元気ですか?

 

あの面談からもう3日も経ったのですね。月日が経つのは早いものです。

 

さて、私は今アフリカのとある国で復興ボランティアをしています。
あの時、あなたが本気で向き合ってくれたから、行くべき道を示してくれたから、今の自分がいます。心からありがとうと言いたい。

 

これからも一歩ずつ、前へ進んでいきます。
もちろん、あの時の言葉を胸に。

 

またいつか、
日本に戻ったら一緒に飲みに行きましょう。

 

井元

 

これは、エモい感じでフィニッシュまで持っていく方法です。

 

まず、「お久しぶりです」と「お元気ですか?」を冒頭にねじ込むことで、面談が昔の出来事だったと錯覚させます。

 

そして、「またいつか、一緒に飲みましょう」というワードで締めくくることで、エモエモな雰囲気を作りつつ、本選考のお誘いを銀河の果てに吹っ飛ばします。

 

このメールを受け取った人事は、いつの間にか教え子からの年賀状を貰った高校教師のような気分になっているはずです。間違いありません。

 

一番おすすめの戦略です。

 

 

 戦略5:いったん弟のフリをする

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

先日は兄が面談で大変お世話になりました。
私、弟の井元俊之介(和田中学校2年3組)と申します。

さて、早速本題ですが、
兄は貴社の選考を辞退したいと考えているようです。

私も詳しくは分からないのですが、どうやら事業の成長性と給与に不安を覚えているようです。
事業の成長性に関しては、既に競合優位性を失いつつあることと、市場規模が縮小する将来予測を気にしていました。給与に関しては、兄は手取りで23万円以上が最低ラインだと考えており、貴社の場合だと手取りが22万2千円になることが不満なようです。

あくまでも、小耳に挟んだ情報ではありますが、
兄が選考辞退するのは間違いないので、そこだけ何卒よろしくお願い申し上げます。

井元

 

これは、いったん弟のフリをする戦略です。

 

三者の立場から、さり気なく本選考を辞退することができます。

 

ちなみに、弟メールの送付後にまた兄の立場でメールを送り、「先ほどは弟が変なメールを送ったみたいですみません。あっ、本選考についてはあの通りでなので、よろしくお願いします。」という二段構えの構成にすると、仲の良い兄弟の印象を与えつつ辞退のリマインドまで行うことができます。

 

ぜひお試しください。

 

 

では、5つの戦略までいったので、残り15個も気合を入れて行きたいと思います!!

 

 

 戦略6:面談で終わるのがベストだとアピールする

井元様

本日は、弊社の個別面談にご参加いただき、誠にありがとうございました!弊社に対する理解が深まる場となっておりましたら幸いです。

井元さんにはぜひ、次のステップにお進みいただきたいと考えております。改めて選考への意思が固まりましたら、その旨ご連絡いただけたらと思っております。

ご不明点などございましたらご連絡ください。それでは、ご返信お待ちしております!

××株式会社 採用担当

 

××株式会社 採用担当様

先日は面談のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

正直、あの面談は人類の最高到達点でした。これまで経験したことない挫折を味わい、互いに限界を突破し、ふと気づくとこの世の真理に到達していました。

おそらく私は、あの面談のためにこの世に生を受け、人類はあの面談を作るためにここまで進化してきたのではないでしょうか?

そう考えると、本選考は次のステップなどではなく、面談こそがゴールだと言えます。私たちに面接など不要なのです。さぁ、面談の余韻を存分に楽しもうではありませんか。

井元

 

これは、面談で終わるのがお互いにとってベストだとアピールする方法です。

 

さて、6つ目の華麗な戦略をお伝えしたところで、お腹がすきました。

お腹がすいたことはいったん置いておくとしても、豚トロとブラックサンダーとラーメンが食べたいです。

 

人事さんが選考辞退メールをどんな感じで読んでいるのかも気になるところですが、とりあえず豚トロ食べたいです。

 

ブヒ。